今日は50代の方にはよくみられる股関節の痛みについての問題です。

この方は、以前バレーボールとエアロビクスをハードにやっていた頃があり、何年か前に歩けないくらいに足(股関節部)が痛くなり、最近まで同じ症状にずっと悩まされているので来院されました。最初はバレーボールで中腰をしているのがきつくなったのがはじまりで、歩けないくらいまでになったのは、3~4年前。股関節は棒のような感じで全く動かず、最近は腰痛もあるそうです。またかなり歩幅が狭く、歩きにくそうに来院されました。

 

 

中年以降によく見られる変形性股関節症

検査をしていくと、極端に両股関節の動きが制限されているのがわかりました。本当に膝を曲げても足が90度も上がらないくらいまで固くなっていたのです。

また腰は左の骨盤に不安定な感じがあり、靭帯の支持性が落ちている状態が確認できました。

 

股関節は全方向に動きが制限されており、とにかく牽引してなるべく動きをつけるようにしました。また骨盤は逆に不安定な状態であまり動かす治療は向いていなかったので、筋肉の機能をアップするようなことと、靭帯の支持性に関わるホルモンバランスを調整するような治療を行います。

治療後は、歩きやすくなったようですが、ここまで両足が固まっていると回復には大分時間がかかってくるでしょう。
1~2ヶ月は定期的に通ってもらうようお伝えしました。

 

 

今日のpoint

今回の股関節の痛みの原因は「股関節の変性によって股関節の動きがなくなってしまったこと」でした~。

股関節の変性(老化による変形)は中年以降の女性では多くみられますが、ここまで動きが固まってしまっているケースは私も診るのは初めてくらいでした。

以前にバレーボールやエアロビクスなどを毎日休む間もなく過度に行ってしまったことに一要因があると思いますが、このようなストレスは溜まっていつか身体にズドーンと症状を作ることがあるので怖いですね。

適度な休息と、カイロプラクティックの定期治療は大切なことです^^。

 

 

K.K.

 

 ——————————————————————————————————————–

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT 

麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

———————————————————————————————————————